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2011/05/22

『ソーシャル・ネットワーク』を見てきた(後編)

前編から半年たって後編は書くつもりはなくなってたけど、ちょうどタイミングが良かったので後編も書くことにした。
その理由は2つありまして。 一つはこれ


    


5/25にDVD・BDが発売される。
映画の内容は前編で書いたので参考にしてみてください。

タイトル未定: 『ソーシャル・ネットワーク』を見てきた(前編)



二つ目の理由はこれ

いまNHKでやってるスタンフォード白熱教室。最近見始めた。

なぜこれなのか。

映画の感想として後編を書くと半年前に言って、何を書きたかったのかというと



この本についてだったから。スタンフォード白熱教室のティナ・シーリグ先生の本。
映画を見ながらこの本を思い出していた。

映画の最初の方だった。
ザッカーバーグがウィンクルボス兄弟から学内SNSの創設を持ちかけられる。結局ザッカーバーグはそのチームを抜けて一人でSNSをつくり始め、それが後のFacebookになる。

そのシーンを見ていて印象的だったのはウィンクルボス兄弟の見解。ハーバードの学生のカタログは外部から見て魅力的に違いない、という考え。

なんかイヤな感じがする考え方かもしれないが、彼らは”ハーバード大学の学生であることの価値”を冷静に理解している。

このシーリング先生の本にもそれを彷彿とさせるシーンがあった。
スタンフォードの学生が講義でこんな課題を与えられる。

『手元に5ドル入った封筒があります。4時間で出来る限り増やしてください』

期間は一週間くらいあって、その一週間のうち準備にいくら時間をかけても構わないが、封を開けてから4時間でできるだけお金を生み出すこと。結果を1週間後に3分で発表(ピッチ)する。うろ覚えだがたしかこんな内容だ。

結果、一番稼いだチームの作品は
『発表の3分間である企業のPVを流すこと』
宣伝費としてその企業から600ドル受け取った。

なるほど。

自分が今持っているリソースを冷静に見つめると、最初の5ドルなんて有って無いようなもの。それよりもっと利用出来るモノに気づく。スタンフォードの学生たちを前に3分間の時間が得られる事。彼らも自分たちの価値をよく理解した結果、5ドルを100倍くらいにした。

驕らず、卑下せず、冷静に自分を見つめること。映画のシーンを見ていてこの本の事をふと思い出した。


それとスタンフォード白熱教室おすすめです。これについてもいつか書きたい。

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